
宝亀5年(774年)に讃岐(香川県)に生まれた僧侶。804年唐に渡り、真言密教を日本にもたらし高野山を開創した。「お大師さま」と呼ばれるのは、「弘法大師」という諡号(しごう)(おくりな)から。


千メートル前後の山々に囲まれた和歌山県にある日本仏教の聖地。平安時代のはじめに空海によって真言密教の根本道場として開かれた。


密教で火を使って行う修行法。もとはインドの古い祭祀を取り入れたものである。本尊を招き、護摩木を積んで燃やし、火に五穀、五香などを投じるなどして供養する。


宗派等により様々な解釈のされる語であるが、本映画の中では、密教における「伝法灌頂(でんぼうかんじょう)」(人の師たる位を受ける儀式)を受けた僧侶のこと。


もとは「お布施すること」「供物」「供養」などの意味がある。映画の舞台となる地方では、特に「僧侶の葬儀」において、読経・修法した僧侶達に対するお布施をさす。


寺社の本堂、拝殿の奥にある開祖などを祀った堂などを指すが、特に空海の入定(にゅうじょう)した高野山の奥の院は著名で、この映画でもそれを指す。高野山では、空海御廟(ごびょう)と参道入り口までの一帯を指す。


ひろく一般には、通夜や納棺の際に、死者の枕元で経を読むことを指すが、本映画の舞台になった地方では、亡くなった報を受けた僧侶が、直ちに自宅を訪問し経を唱えることを「枕経」と呼ぶ。


本来、生前に仏教の戒を受ける際に授かる名のことであるが、中世末期頃より、死者に対して与えられるようになった。映画の主人公の宗派では正式には法号であるが、日常には「戒名」の語が用いられる。















